子どもの保健のポイントと学習のアドバイス

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子どもの保健のポイントと学習のアドバイス

以前は精神保健と小児保健に分かれていましたが、2013年から子どもの保健へ変更されました。子どもの保健の分野では、精神障害の予防、精神的健康の維持向上のための役立つ知識を学ぶことができます。保育士として、心が健康であることとはどういうことなのかを知ることはたいせつです。

 

具体的には、子どもの心の問題や発達障害についての医学的知見や、保育の観点からこれをどのように考えればよいのか、また心の悩みを抱えた子どもに対する保育的な配慮とかかわり方について学ぶことになります。

 

試験対策ですが、子どもの保健の分野でも代表的な理論と人物を覚えるのは必須です。自閉症について初めて報告したカナー医師、養育態度を過保護型、甘やかし型、残忍型、無視型の4つに分類したサイモンズなどはよく出題されるのでおさえておきます。

 

実際の保育で遭遇する可能性のある症状や事故の予防については、その対処法など実践的な知識や判断力を問われる問題が毎年出題されています。麻疹や風疹などの感染症、アレルギー疾患、熱中症、食中毒などへの冷静な対応が求められます。

 

子どもの保健の学習のポイント

  • 子どもの発達段階や特質を理解し、発達の遅れや行動の異常について理解する
  • 広汎性発達障害や情緒障害、抑うつなど、精神の障害については専門的に学習する
  • 精神保健に関連する法令や制度をチェック
  • 疾患の知識や事故の予防、症状の対処方法など実践的な判断力をつけておく
  • 人口動態統計、事故や小児の保健状況など、統計に関する最新データをチェックしておく

 

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子どもの保健の問題例

【例題1】

 

次の文は、小児自閉症についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

 

  1. 乳幼児期には、言葉の発達が遅れる場合が多い。
  2. 乳幼児期における養育者の不適切な育児が原因である。
  3. 知的障害をともなわない高機能自閉症は、適応が困難であることが多い。
  4. 女児よりも男児に多い。
  5. 積極的に人に話しかけることができる子どもでも、そのやり方が一方的で奇妙である。

 

正解 2

 

【例題2】

 

次の文は、小児のけいれんに関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

 

  1. けいれんの原因はいろいろあり、ときには脳炎などの重大な病気による場合がある。
  2. けいれんはいかなる場合でも適切に対処しなければならないので、医師の診察を受ける必要がある。
  3. 小児がけいれんを起こしたときは、必要に応じて気道の確保を行い、唾液や吐物で窒息しないよう顔を横向きにして衣服をゆるめ、呼吸を楽にさせる。
  4. 発熱をともなうけいれんは熱性けいれんであり、解熱剤を飲ませて様子をみれば短時間で消失する。

 

正解 4

 

【例題3】

 

次の事例を読んで、設問に答えなさい。

 

■事例
小学2年生の男児。幼児期に何度も迷子になったことがある。授業中いつもそわそわして先生の話を最後まで聞かずに発言してしまう。宿題や提出物を忘れることが非常に多い。人なつこく友だちと遊ぶことが好きであるが、一緒に遊んでいてもすぐに飽きてしまい、ひとつの遊びが長続きしない。

 

■設問
この子どもで最も疑われる精神医学的問題について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A 常同的・反復的な話し方をするのが特徴である。
B 親のしつけに問題のあることが多い。
C 有効な薬物療法がある。
D 想像的な遊びがきわめて苦手である。

 

  1. ○○○×
  2. ○○×○
  3. ○×××
  4. ××○○
  5. ××○×

 

正解 5

 

【例題4】

 

次の文は、アレルギー疾患に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

 

A アトピー性皮膚炎は、アトピー素因を背景とした痒みを特徴とする皮膚炎である。
B 乳幼児の食物アレルギーの原因食物は、鶏卵が最も多い。
C 乳幼児の食物アレルギーはアトピー性皮膚炎である。
D 気管支喘息は、急に起こる息切れが特徴である。
E アトピー性皮膚炎の乳幼児には鶏卵を与えない。

 

  1. A B
  2. A C
  3. B D
  4. C E
  5. D E

 

正解 1