保育の心理学のポイントと学習のアドバイス

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保育の心理学のポイントと学習のアドバイス

2013年に発達心理学は保育の心理学へ名前が変わりました。保育の心理学は、年齢とともに変化していく子どもの心について学ぶための科目です。近年では、いじめや不登校、子どもの問題行動が深刻化しており、保育者の対応と知識が問われる問題が出題されています。

 

基本となる知識については、発達の基本原理、乳児期から老人期までの発達の特徴、心身の発達、心理構造の特質など、幅広く出題されています。また、ピアジェ、エリクソン、ゲゼル、ワトソンなど、代表的な発達心理学者の名前と理論は毎年出題されています。これらは暗記が不可欠です。

 

保育方針は、各年齢の子どもの発達段階と、その段階に応じた保育のあり方をまとめたものです。必ずチェックしておいてください。

 

保育の心理学の学習のポイント

  • 保育の心理学の基本原理を整理しておく
  • 代表的な発達心理学者の名前と理論をおさえておく
  • 保育方針の子どもの発達段階と保育のあり方についてチェックしておく

 

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保育の心理学の問題例

【例題1】

 

次の文は、自己の発達についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

 

  1. 乳児期における自己意識は、感覚運動的に形成される身体的自己と社会的相互作用を通して確立していく対人的自己の両面によって成り立っている。
  2. 生後3ヶ月頃になると、自分の手を目の前にかざし、その手をじっと見つめるハンドリガードと呼ばれる現象がある。自分の見ている手が自分で動かしている手であることに気づき、身体的自己を発見する。
  3. 客観的に自己を意識するようになる指標として、鏡映像の自己認知が用いられる。鏡に映った姿が自分であることに気づく子どもは1歳半頃から急増する。
  4. 自己調整能力には、自己を主張する面と自己を抑制する面がある。幼児期においては、二つの面とも完成に至ることが確かめられている。

 

正解 4

 

【例題2】

 

次の文は、人とのかかわりの発達についての記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

 

  1. 学童期には、子どもは養育者との関係とともに、養育者以外の人をも大事な中心人物として関係を築くようになる。
  2. トレヴァーセンは、情動的な一体関係が成り立つ一次的間主観性と、相手の意図を把握する二次的間主観性を区別した。
  3. 養育者との関係は、間接的に子どもの仲間関係へ影響をおよぼし、安定した愛着関係を形成している養育者は、子どもの仲間関係を援助する傾向がみられる。
  4. エインズワースの愛着のAタイプ(回避型)とCタイプ(アンビバレント型)であった乳児は、その後の社会的適応が難しく問題が生じる。
  5. マーシアによれば、自我同一性地位における早期完了(フォークロージャー)型は、自分の目標と親の目標との間に不協和がない。

 

正解 4

 

【例題3】

 

次の文は、「保育所保育方針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の記述である。A〜Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A 大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉が分かるようになる。
B 指差し、身振り、片言などを盛んに使うようになり、二語文を話し始める。
C 喃語などで自分の欲求を表現し、これに応答的に関わる特定の大人との間に情緒的絆が形成される。
D 語彙も著しく増加し、自分の意思や欲求を言葉で表出できるようになる。

 

  1. A→D→C→B
  2. B→A→C→D
  3. C→A→B→D
  4. C→A→D→B
  5. D→C→B→A

 

正解 3

 

【例題4】

 

次の文は、青年期の発達的特徴に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

 

  1. 年長者との間に葛藤が生じやすくなり、拒否的態度や反抗的態度となってあらわれる。
  2. 青年は、大人と子どもの両方の属性をもつという意味で周辺人とよばれる。
  3. 児童期から青年期への移行は、身体的には特に第一次性徴によって特徴づけられる。
  4. 心理的離乳とは、青年が親から精神的に自立することを意味する。
  5. 青年が役割実験のために社会的責任を猶予される期間をモラトリアムという

 

正解 3